食物繊維の必要性とは

現代人には、食物繊維が不足していると言われています。

「食物繊維が便秘に効く」と思い込みがちですが、実は、過剰に摂取するとむしろ便秘になってしまうことがあるのをご存知でしたか?

食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があり、「不溶性」ばかりを摂り過ぎてしまうと、便のかさだけが増え、硬く出にくくなってしまいます。

 

 

「水溶性」と「不溶性」とは

「水溶性」とは、水に溶けて便のすべりを良くします。

「不溶性」とは、水に溶けず便のかさを増やします。

両方の食物繊維をバランスよく取るようにしましょう。

 

 

食物繊維の働き

食物繊維には、便通を良くするほか、食後の血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑制したりする働きがあります。

昔の和食には食物繊維が豊富に含まれていましたが、現代では肉や魚をメインに食べるようになり、食物繊維を摂る量が不足しいると言われています。

食物繊維は、加熱しても失われないため、サラダのように生のままで食べるよりも、加熱してかさを減らした方がたくさんの量を食べることができますね。

 

 

食物繊維を多く含む食品とは

多く含む食品(一食あたりの含有量)

ひじき(乾)5.2g=10g

ブロッコリー 4.0g=3~4個(90g)

アボカド 3.7g=1/2個(70g)

 

ちょっとおすすめなお料理が、ひじきの五目煮です

これは、「水溶性」と「不溶性」のバランスがとても良いからです。

この五目煮の材料には、ひじき、こんにゃく、大豆など食物繊維がたくさん含まれる食材がたくさん使われています。

特に、ひじきとこんにゃくには、野菜だけでは不足しがちな水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、「水溶性」と「不溶性」の食物繊維がをバランスよく摂ることができます。

 

便秘になりがちな典型的な要素

便秘の原因は人によって様々ですが、典型的なもので3つあげられます。

1、運動不足 

排便でいきむ際に腹筋を使っています。いきんで腹圧が上がり、大腸が刺激されると、ぜんどう運動がそくしんされ便が腸から押し出されます。

腹筋が衰えるとうまく大腸を刺激することができなくなり、便秘になります。
長時間デスクワークなどで体を動かさない人は、特に便秘になりやすくなってしまいます。

 

2、生活リズム 

便が直腸まで運ばれているのに、肛門付近の問題でうまく排便ができないことから起こる便秘を直腸性便秘と言うそうです。

便意を感じても、職場などで排便できなくて我慢を続けていたりすると、次第に直腸の神経が刺激に慣れてしまい、脳も排便の命令を出さなくなり、排便そのものを感じなくなることから起こります。

また、痔や直腸がんなど肛門付近にあったり、老化なども便秘の原因になるようです。

 

3、ストレス・緊張 

ストレスが原因で自律神経が乱れ、大腸の機能が正常に働かなくなり便秘になることがあります。

緊張でぜんどう運動が強まり過ぎて便が出なくなることも…その場合、市販の便秘薬や食物繊維の摂取などでは逆効果になることもあるので注意が必要です。
気になる場合は医師に相談するのが良いでしょう。

便秘を治すには、大元のストレス解消が一番なのですが、難しいようであれば、適度な運動で自律神経のバランスを鍛えると良いですね。