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『糖質ダイエット』ってどういうイメージがありますか?
糖質が含まれる食品ってたくさんあると思いますが、
主に浮かんでくるのは、ごはん、パン、スパゲッティ、
うどん、りんご、バナナ・・・
糖質制限ダイエットって、ちょっとしたブームになっていますが、自己流で糖質ダイエットなんてしたらからだのバランスが崩れてしまいますよ?
最近は、「糖質オフ」「糖質0%」「糖質制限」なんていう文字が並んだ商品が増えてきましたね。
「糖質制限ダイエット」や「炭水化物ダイエット」もよく耳にしますが、糖質を制限すると肝臓に貯めある糖質を使うことになるんだよね。
その糖質には水分がくっついているから、「体重が減った!!!」なんて思うのは体内の水分量が減ってるだけで、体脂肪が落ちたわけではない。
糖質って、脳の働きを活性化するために必要なものなので、糖質が不足すると「イライラ」しちゃう。
糖質を摂らないと、タンパク質や脂質の量が増えて栄養のバランスが崩れるし、食物繊維も不足すると便秘の原因にもなります。
極端な糖質制限や、まったく食べないでいると様々な支障をきたしてしまうので自己流の糖質ダイエットはいない方がよいです。
痩せるには、糖質とカロリーどっちを減らす?
糖質を摂るとカロリーに関係なく血糖値は上昇していきます。
血糖値が上がると人体はその血糖値をエネルギーとして優先的に使うため、蓄えられているエネルギー(体脂肪の燃焼)がストップする。
だから、痩せたいと思うなら、カロリーではなく糖質を減らして血糖値を上げない時間をつくるのがとても効果的です。
糖質1g=4kcal
脂質1g=9kcal
たんぱく質=4kcal
低GI食品ってなに?
低GI食品とは、食後の血糖値が上がりにくい食べもののことで、一般的に健康によいと言われる。
どうして、低GI食品だと健康に良いのでしょうか。
それは「インシュリン」というホルモンが関係している。インシュリンは食後に上昇した血糖値を下げる動きがあり上昇が大きいほど分泌量が多くなるのです。
だけど、インシュリンって、脂肪を作って脂肪細胞の分解を抑制するから、分泌され過ぎると肥満の原因になっちゃうんです。Σ(゚д゚lll)ガーン
だから、糖尿病やダイエット中は、GI値の低い食品を選びましょう。
一回にたくさん食べるのではなく、回数を分けて少量ずつ食べるなど、血糖値の上がりにくい食べかたも心掛けるといいかも。
糖質が脂肪になるまでのしくみ
1、糖質を摂ると、血糖値が上昇
食べ物から摂取した糖質は、体内で血液中に取り込まれ、血糖値が上昇
⇓
2、血糖値を下げる為、すい臓からインスリンが分泌される
上昇した血糖値を下げ、一定値に保つため、胃の裏側にあるすい臓と
いう器官からインスリンが分泌される
⇓
3、血糖値をグリコーゲンとして蓄え、エネルギーとして活用
インスリンの働きにより血糖をグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄え、
全身の細胞が血糖をエネルギーとして使われる
⇓
4、余ったエネルギーがインスリンによって体脂肪へと変わる
インスリンの働きによって、余ったエネルギーは体脂肪になり、
体内に貯蔵されていく
糖質制限のメリット
糖質制限をすることで、生活習慣病の予防にも効果があります。
大量の糖質を摂取することで血管の内皮や細胞が傷ついてダメージを受け、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こす原因となりまが、糖質制限によって血糖値が急上昇するのを妨げば、生活習慣病の予防になります。
最新の研究では、糖質制限は認知症を引き起こすアルツハイマー病リスクを下げることもわかってきたようです。
アルツハイマー病の原因は明確ではないけどインスリンの過剰分泌が関係している研究があるようです。
糖質制限は、体重を減らすだけでなく様々な健康効果も期待できるのです。
糖質制限で美容にも効果的?
糖質制限は、病気予防だけでなく、美容にも効果的です。
体内に過剰な糖質があると、たんぱく質と結びつき、たんぱく質が変性し老化物質を生成する糖化という反応が起きます。
この老化物質が肌のシワやたるみの原因と言われています。
糖質を制限することで糖化が起きにくくなり、肌を美しく保つことができます。
たんぱく質やビタミン、ミネラルなどおかずをたっぷり摂取することで、肌や髪のもととなる栄養を十分に摂ることができ、肌や髪を美しくすることができます。
「栄養素図鑑」「まるみえ糖質ハンドBOOK」他、一部参考記載